traderhachiの日経平均考察

トレードで勝つために日々の日経平均を考察します

移動平均線を実践で使うための基本的な考え方

日経平均のチャート上でEMAの各本数を使って基本的な考え方をまとめていきます。

 

週足チャートです。

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実践で使う際の基本的な考え方を以下にまとめます。

 

①、②、③の解説

移動平均線よりも株価が上にある場合は強気、下にある場合は弱気です。

 理由はその本数の中で売買している人の損益分岐点を表すため、株価が上に行ってしまうと、ショートのロスカットが発生しやすく、逆にしたに行くとロングのロスカットが発生しやすくなります。

 また移動平均線を上から下、下から上に突き抜けようとする際は押し目狙いのロング、戻り売り目線のショートが入ってくることから、抵抗やサポートになりまたトレンド方向に動きやすくなります。

 その反面抵抗やサポートが破られてしまうと、その時のブルベアの戦いの屍(ロスカット)が多く発生し、それを燃料として勢いよくトレンド転換が発生しやすくなります。

 抵抗やサポートは移動平均線の本数が多くなればなるほど、それだけ戦場に来る防衛隊が多くなり強力になります。

 上の写真でも20、50本線よりも100、200本線のほうが強い抵抗、サポートになっていることがわかります。

 しかしその反面200本線の大隊長ラインを突き抜けてしまうとトレンド転換になることが多くなります。

 

トレンドが新たに発生するときとトレンドが継続しているとき、移動平均線は必ず同じパターンになります。

1 株価がすべての移動平均線の上にある

2 各移動平均線がトレンド方向に順序良く並んでおり、トレンド方向を向いている

この二つしかありません。

上の写真では最強トレンドラインの箇所がそうです。

しかしこれは騙しも多々起きますので、この形になるからと言って必ず大きなトレンド発生するとは限りません。

しかし大きなトレンドが発生するときは必ず上記2つの形になるのは事実です。

 

④の解説

株価が多く上昇下落をすると各移動平均線との乖離がとても大きくなります。

そうなるとこの乖離を埋める動きが発生します。

それは

1 株価が勢いよく反落反転し移動平均線に近づく動き

2 株価の動きが上下緩やかになり移動平均線が株価に追いついてくる動き

この2点が必ず発生します。

上の写真内では下落トレンド中に一回大きな反転上昇、上昇トレンド中には大きな調整の下落が2回起きています。

それ以外では株価の上下の動きが緩やかになり小さなボックスを形成し、その間に移動平均線が株価に追いついてきて言います。

これが起きる原因の一つに利益確定があります。

また大きな移動平均線がそろいトレンド方向にポジションを持ったが20本線や50本線を割ったところでこのトレンドが終わったと判断して反対売買をする人もいると思います。

一例ですがこのような理由で株価と移動平均線の乖離は縮小しています。